軍艦島・島内情景
                   
−概 要−
 ここでは、軍艦島に上陸し島内を見学した際の様子を紹介します。
 
−ギャラリー−
 
往路その1(周遊船〜第一見学広場)
 いよいよ上陸です。
 ドルフィン桟橋に接岸し、渡し板などを取り付けています。
 軍艦島へ上陸しました♪。
 ガイドのおじさんが先導して島内へ入るトンネルに向かいます。
 トンネルの入り口からドルフィン桟橋側を撮りました。
 桟橋と島との間は人一人分の幅の真新しい橋を渡ります。
 橋は鋼管の上にグレーチングの桁を載せたものですが、鋼管は強度維持のために 採用されているだけで、中をライフラインが這っているわけではありません。
 トンネルの中も人一人分の幅しかありません。
 補修・整備されていますが、往時もほぼこんな感じだったようです。
 島内に入りました。
 第一見学広場から見た選炭機の有った場所です。
 逆三角形の薬研のような形をした建物は原炭ポケットです。石炭が貯められ、下から選炭機に流れて 行ったのでしょう。
往路その2(第一見学広場〜第二見学広場)
 速攻で第二見学広場に向けて移動開始です。
 実は、第一見学広場は最後にゆっくり見る場所で、早々に第二見学広場に向けて 移動させられました。
 第一見学広場で記念撮影をし、また全員が揃って船に乗るためにも ココを最後の集合場所とするために考えられたコースなのですね。
 第二見学広場に向かう通路の脇にあった円筒形の構造物。
 クレーンの台座です。
 護岸の内側には「天川工法」と呼ばれた石積みが。
 天川(あまかわ)」と呼ばれる水に強いつなぎで天草石を積み上げたものだそうです。
 第二見学広場です。
 第二坑口の竪坑桟橋と呼ばれる、鉱員が地下に入る時、また戻って来た時に昇降する階段です。
 別名「いのちの階段」。
 今日も生きて帰ってこれた、、、空気もうまい! そんな感慨を感じつつ鉱員の方達は この階段を下りてきたそうです。
 降りて来た先にはお風呂があったそうです。
 第二見学広場から見える主な遺構のパノラマです。
 護岸側には巨大なコンクリートブロックもゴロゴロ。
 台風による破壊だと思いますが、こんなデカイものが転がるってどういうこと(@_@;。
 第三竪坑捲座(資材事務所)の遺構です。
 レンガがキレイですね。
 もういちど、斜めから第二坑口の竪坑桟橋を。
 ちょっと何だかわからない建物。
 ガイドのおじさんが往時のモノクロ写真などを示しつつ、いろいろお話して下さいます。
 これは総合事務所の跡です。
 かなり損壊が進んでいます。
 渡り廊下か何かのように見えちゃいますね。
 ココにはお風呂があったそうです。
 岩山の上の貯水槽を見上げてみました。
 第二坑口の竪坑桟橋の後ろには、原炭ポケットが。
 再び護岸側を。
 天川工法って、戦国時代の城の石垣の初期の積み方「野面積み」以上に適当感があります。
 天川工法のつなぎと骨材(石)の間はかなり離れてますね。
 こちら会議室だそうです。
 内海側の画像にもあった開口部です。
 波が激しく入り込んできます。
往路その3(第二見学広場〜第三見学広場)
 第二見学広場から第三見学広場に向かいます。
 一面のガレキ。
 鍛冶工場です。
 損壊が激しいです。
 風波が激しい外海側の居住エリアよりもこの辺りの損壊が激しいのはなぜ?。
 ちょっと振り返ってこれまで見てきた遺構を。
 さらに角度が変わったのでもう一枚。
 位置関係が分かるでしょ。
 仕上工場です。
 仕上工場はL字型をしており、このように立方体ではありませんでした。
 崩落してこの部分だけ残った、ということのようです。
 仕上工場のアップです。
 護岸の脇の通路をテクテク。
 ココは整備されたのか、内側も法面がキレイに処理されています。
 第三見学広場の海側(画面中央右)にはプールの枠が視認できます。
 先ほどの仕上工場です。
 第三見学広場でのガイドさんの熱心な説明に聞き入る見学者のみなさん。
 第三見学広場からは、日本最初の鉄筋コンクリート造の建物、 30号棟(鉱員社宅)と31号棟(鉱員社宅)が望見できます。
 30号棟と31号棟の間には25号棟が認められます。
 30号棟。
 屋上から等間隔に突き出している突起はカマドの煙突だそうです。
 30号棟の右側の低い遺構は、第二竪坑捲座です。
 これが日本初の鉄筋!。
 30号棟の壁面が剥げ落ちた部分のアップです。
 仕分工場の鉄筋です。
 鉄筋シリーズその3(^-^;。
 あれ?どの建物の鉄筋だっけ(-.-;。
 これもちょっと分からない(-.-;。
 鉄骨がへにょってヘタッています。
 第二竪坑の櫓の鉄骨だったら凄いのですが、ちょっと場所が違うみたい。
 仕分工場。
 てか何でココばっかり撮影してたんだ自分(?_?)。
 上部に古いコンクリートが一層ぶんだけ顔を出している護岸。
復路
 第一見学広場に向けて戻り始めました。
 地上面も結構劣化してコンクリートを打った枠ごとに筋が入り、角が丸く落ちています。
 鍛冶工場です。
 この辺りの天川工法の石積みは未だ健在。
 ココも天川工法。この部分は「つなぎ」はレンガの積み方のように薄く、 骨材(石)の間隔も適切な感じです。
 間もなく第一見学広場に到着です。
 選炭機などの機材が置かれていた台座かな?。
 第一見学広場から。
 軍艦島の最強のアイコン、ベルトコンベアの支柱です。
 いい感じですね〜。
 背後の壁のような70号棟(端島小中学校)と一緒の絵です。
 手前にはドルシックナー(凝縮槽:円形プール)が見えているんですが、分からないですよね(^-^;。
 プールの枠が水平に左右に広がっているのです。
 さらにもう一枚。しつこい。
 これはブロアー室です。
 岩山の山腹にトンネル状の枠が。
 コンクリートで塞がれていました。
 帰りがけの駄賃に、70号棟をドアップで撮りました。
 こ、、これは迫力だo(>. <)o
 さらに岩山上の貯水槽を見上げました。
 貯水槽の左下の岩がすごいですね。
 これは何だろう。
 浮選機室と思われますが、、、。
 岩山に纏わりつくように上る緑道(山通り)。
 これまた迫力です。
 岩山の下から見上げました。
 島とドルフィン桟橋を繋ぐ連絡橋。細っ。狭っ。
 クルージング業者「シーマン商会」さんが撮って下さった上陸記念写真です。