SF関連書籍室
                   
−概 要−
 ここでは、SFに関する図書(主にムック)を紹介します。
 SFに関する書籍はあまたあるので、その範囲を絞り、とくにレトロ/アンティークな書籍を中心に扱っています。
 
−図書情報−
昭和少年SF大図鑑
シリーズ:なし
発行者:河出書房新社
ISBN978-4-309-72769-1
発行:2009年(初版)
定価:1,600円
 小松崎茂さんを初めとする、挿絵画家が描かれた昭和時代の未来世界の想像図の集成本です。
 エアカー、未来都市、超高速列車、原子力船、月面都市、、、高度成長期の日本、21世紀には このようなバラ色の未来が待っている、という夢が咲き乱れ、雑誌のカラーページを飾っていたようです。
 現代ではこのような夢のある本といえば、、「東京・首都圏未来地図」くらいでしょうか。。。

うちゅうりょこう
シリーズ:わたしたちのかんさつ No16
発行者:国際情報社
ISBN:制定前発行
発行:1967年(初版)
定価:300円
 幼児向けの宇宙科学関係の啓蒙書です。
 とはいえ、冒頭から夢のSF的未来像をぶち上げ、これまた子供達に宇宙基地のイメージをトラウマのように刷り込みます(^-^;。
 ドーム基地に連絡通路。リング状の宇宙ステーション。こんなころからイメージされていたのですねぇ。

未来の世界
シリーズ:学習科学図鑑 No12
発行者:小学館
ISBN:制定前発行
発行:1967年(初版)
定価:380円
 小学館の学習科学図鑑シリーズの一刊です。
 高度成長期の日本、21世紀にはこのようなバラ色の未来が待っている、という夢が咲き乱れ、子供たちも喜んで読んでいたのでしょう。
 人工太陽、南極ドーム都市、浮上車、、ある意味この本を読んだ子供たちにとっては未来はきっとこうなる、とトラウマのように記憶されていました。
 翻って、現代ではこのような夢のある本を全然見かけませんね。。。

宇宙旅行
シリーズ:学習科学図鑑 No8
発行者:小学館
ISBN:制定前発行
発行:1973年(11版)
定価:380円
 小学館の学習科学図鑑シリーズの一刊です。
 高度成長期の日本、21世紀にはこのようなバラ色の未来が待っている、という夢が咲き乱れ、子供たちも喜んで読んでいたのでしょう。
 未来の世界の中でも宇宙に特化した本で、内惑星から外惑星へと人類の手が着実に伸びていく様が描かれています。
 宇宙都市としてドーム都市が描かれていますが、以後の地球外都市の原型となってしまった感がありますね。