深海探査メカ
                   
−概 要−
 ここでは、特別展「深海」での深海探査メカを取材して得られたもろもろを紹介します。
 
−ギャラリー−
 トップはもちろん深海探査船「しんかい6500」の実物大模型。
 解説フリップです。
 ですが、見学者が絶える事が無いため、キレイに全体を撮ることができません(T-T)。
 ちなみにこの模型は日本科学未来館のモノとは別です。
 ちょっと人が途切れました〜。
 縦撮り〜。
 正面から。
 真後ろから。
 しんかい6500は、最近小改修を受け、大型の推進器1基から、 中型の推進器を左右に1基ずつに変更されています。
 しんかい6500の各部のアップです。
 掃除機のように深海生物を吸い込む「スラープガン」。
 マジックハンドで持って使うようです。
 マジックハンドで直接生物を捕獲するのと比べて、生物を傷つけることがなくなります。
 で、こちらはフリーのマジックハンド。
 覗き穴は分厚いアクリルの台形回転体で作られています。
 でも留めネジが貧弱ですねぇ。
 深く潜れば潜るほど大きな水圧で押し付けられることで水密が確保されるのかも知れません。
 胴体中央部にある上昇/下降用のサイドスラスターチューブを覗いてみました
 ここには推進器があるはずなのですが、、がらんどう。
 ちょっと手を抜いてるきゃ?。
 改修され、新しく取り付けられた中型推進器(右舷側)です。
 大きいのが1つより、中型のが2つの方が操作性は上がるし、1つが壊れても 操縦可能なので妥当な改修だと小職も思料します。
 以前は大型の推進器があった尾部はノッペリしたカバーで整形。
 垂直安定板にはJAMSTEC(海洋研究開発機構)のエンブレムが鮮やかに。
 しんかい6500の左舷側には今はやりのプロジェクションマッピングが。
 これはフレームを表現した状態ですね。
 さらに内容物? 浮力体やら動力機構やらが組み込まれた状態。
 外からキャビンの様子を伺いました。
 日本科学未来館のものと違うなぁ。
 キャビン内部の様子。
 うん。やっぱり未来館のと違う。
 装置は逐次改修・更新されているのだと思いますから、これが最新の状態なのかも。
 しんかい6500で使用したコントロールボックス
 って、、何をコントロールするボックスなのか分らないですね。小職も忘れてしまいました(^-^;
 しんかい6500の覗き穴。
 分厚いアクリル製です。真っ直ぐ見ないと像が歪みそうですね。
 浮力材です。
 中空のガラス球(マイクロバルーン)をエポキシで固めたものだそうで。。
 テレビで見ましたが、めっさ軽いですねこれ。
 携帯トイレ。
 しんかい6500にはトイレはもちろん無く、何時間も潜りっぱなしですからね〜
 見切れてますが、左が小用ですね。
 応急呼吸具です。
 浸水した時などではなく、有毒ガスが発生した場合に被るということです。
 これも上掲の応急呼吸具と同じような、酸素が出る緊急用のフードです。
 乗員服です。
 しょこたんが乗り組んだ時もこれを着ていましたね。
 「しんかい6500の1日」
 探査活動の大まかな流れが示されています。
 しんかい6500の支援母船「よこすか」です。
 JAMSTECは深海探査機を開発する時、、有人無人を問わず母船もセットで整備しますね。
 「よこすか」を前から。
 「よこすか」船尾部です。
 しんかい6500を吊り下げる門型クレーンが装備されています。
 他の支援母船も似たような構造になっています。
 吊り下げられているしんかい6500。
 さすがにこのミニチュアまでは、推進器の改修を反映させることはしてないようです(^-^;。
 しんかい2000です。
 外側の四角い船体は耐圧構造ではないのでしょう。
 しんかい2000の前部です。
 しんかい6500のような大きなマニピュレータは付いていません。
 中部胴体です。
 しんかい6500のように船体内いっぱいに浮力材が詰め込まれているわけではなく、 浮力タンクを胴体両舷に嵌め込まれているようです。
 後部胴体です。
 改修前のしんかい6500同様、大型推進器が1基。
 しんかい2000のハッチですって。
 ハッチを閉じようと思ったのですが、ココまでしか下ろせません。
 バネがスゴ〜イ。
 しんかい2000の支援母船「なつしま」です。
 こちらは特定の支援対象を持たない海洋調査船、「かいよう」。
 海上自衛隊の音響測定艦と同じSWATH(小喫水線双胴船型)を採用しています。
 安定性が高く、作業エリアも広く取れる船型ですね。
 ダイバースーツ。
 頑丈そうなゴーグルでづね。通常よりも深く潜れるようですね。

 解説フリップが十分丁寧なので、ココからはしばらくフリップを
 掲載することでコメントを省略します。


 ココからは再びコメント付きで(^-^)。

 母船「かいれい」と探査機を繋ぐ一次ケーブル(右)。
 探査機のランチャーとビークルを繋ぐ二次ケーブル(左)。
 当然ですが、二次ケーブルの方が細いですね。
 日本が誇る巨大研究調査船、地球深部探査船「ちきゅう」です。
 「ちきゅう」を前方から捉えました。
 船橋を覆うようにヘリポートが設置されているのが無理くりで面白い。
 船体中央部には大きなデッキクレーンが左右二基ずつ、合計四基設置されています。
 海底下の探査のためのライザーパイプと、海底に設置される噴出防止装置の様子です。
 船体が波や潮流で移動するとこれらの装置がポッキリ折れてしまうため、ちきゅうは 船位を維持するためのサイドスラスターを装備しています。
 NHKが開発した、深海のダイオウイカを撮影するためのハイビジョンカメラを収める耐圧ケースです。
 電子クラゲ。深海生物特有の発光パターンを再現できます。
 これでダイオウイカを何度もおびき寄せることに成功しました。