てつのくじら館本館
                   
−概 要−
 ここでは、てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)の本館を紹介します。
 
−ギャラリー−
 第二次大戦中に日本近海に敷設された機雷に関する概要図です。
 瀬戸内海の全域、それから沿海交通上の要衝に集中的に敷設されているのが分かりますね。
 米軍による関門港東口に対する機雷敷設状況図です。
 これほど綿密に計画されていたんですねぇ。
 瀬戸内海掃海水路図です。
 全域の掃海は初期には考えられておらず、航路を集中的に掃海することを計画されていた事が看て取れます。
 イラク軍の係維式触発機雷LUGM−145機雷です。
 湾岸戦争に対応してペルシャ湾に出動した海自が掃海して撤去した機雷の実物です。
 米中央軍司令官から贈られた物ですね。
 折れた触覚以外の触覚は取り外されています。
 海上自衛隊が担当したペルシャ湾の海域を示す図です。
 海上自衛隊は掃海作業に最も遅く参加したため、最も危険な湾の最奥が担当になってしまいました。
 上掲の最奥部の詳細図です。
 やはり設定された航路を集中的に掃海していることが分かります。
 機雷の発火方式による分類図です。
 触発機雷は多くが係維式、感応機雷は多くが沈底式になります。
 係維機雷の触覚の説明モデルです。
 中に入っているガラス管が割れると薬剤が漏れだし、缶体の爆薬に引火して爆発する仕組みです。
 機雷の実物展示エリアです。
 海の底をイメージしているのでしょう。とても暗い雰囲気です。
 これが係維機雷の実物です。
 「55式2型機雷」と書いてありますから日本の機雷のようです。
 下部の機械部と上部の缶体が細いワイヤーで繋がっているのが分かりますか?。
 上掲の機雷の機械部のストリップです。
 長時間海の底にあって機能する必要があるため、機械は出来るだけ単純で頑丈な造りが要求されます。
 これも実物、「3式2号航空機雷」です。
 航空機から投下する沈底型、つまり感応機雷ですね。
 これも実物「70式機雷」です。
 沈底型機雷です。
 ロシア製「Udm機雷」です。
 これも感応式の沈底機雷ですね。
 ここからは対機雷戦(掃海、掃討)の展示エリアです。
 一気に雰囲気が明るくなります(^-^)。
 戦闘服の図説です。
 救命胴衣の装着が基本ですね。
 戦闘服の実物です。
 図説と実物を両方展示するというのは良いアイデアですね。
 機雷に爆薬を仕掛けたり、係維機雷の係維索を切断する水中処分員の装備の図説です。
 ちょっとぶよぶよした体格って感じ(^-^;?
 水中処分員の装備の実物展示です。
 実物はスマート〜
 無人掃海具(遠隔操縦式掃海具1型)の図説です。
 係維機雷の係維索を切断するカッターですね。
 遠隔操縦式掃海具1型の実物です。
 はつしま型掃海艇の模型です。
 実はこのフロアは、このはつしま型掃海艇の後部甲板(掃海甲板)の配置を模しています。
 そこまで凝っているとは、、言われないと気付かないかも知れませんね〜。
 20ミリ機銃の実物です。
 6連装のガトリング銃ですね。浮流機雷や係維索を切って浮上した機雷を処分するのが主な目的です。
 磁気掃海具(電纜)の巻き取り装置です。
 この黄色い電纜を後部のシーブから繰り出し、電流を流して磁気機雷を感応させます。
 上掲の磁気掃海具のウインチの操作スタンドです。
 
 音響掃海具S−2です。
 艦船のスクリュー音を発信し、音響機雷を感応させます。
 丸い部分がスピーカですが、掃海具前面にも同じものが取り付けられています。
 掃海具の展開器です。
 電纜や掃海具を船の左右に拡げるためのフラップですね。
 掃海用ダビッド(吊り下げ装置)等を操作するスタンドです。
 実際の掃海艇にもウィンチとウィンチ操作スタンドの間にあるようです。
 掃海具やフロートなどを吊り下げて取り扱うダビッドです。
 掃海艇の艇尾にある旗竿ですが、根本には電纜などを繰り出すシーブがあります。
 
 音響掃海具(S−2)を海中に吊すためのフロート(大)です。
 戦闘機のノーズに描かれるシャークティースと同じような絵が描かれていますね。
 フロート(小)です。
 ペルシャ湾の機雷掃海に実際に使用され、機雷の爆発により凹んでしまった実物です(-_-;。
 機雷処分具S−4です。
 一種の遠隔操作式有線水中ロボットで、発見した機雷の近くに接近して爆薬を設置してくる航走体です。
 機雷を1つ1つ見つけて処分するためのものなので、機雷掃討のための装備といえます。
 機雷処分具S−4が携行する爆雷B−7Yです。
 機雷処分具S−4の説明ボードです。
 S−4の後継機、機雷処分具S−7の説明ボードです。
 S−7の後継機、フランス製PAP−104の説明ボードです。
 海上自衛隊は、ベストセラーとはいえ、なぜかここで海外製品を導入します。
 自国処分具の性能に問題があり、一旦外国製に学ぼうとしたのかも知れません。
 PAP−104の後継機、再び自国国産に戻った処分具S−10の説明ボードです。
 2階の対機雷戦フロアはこれでおしまい(^-^)。
 3階へ上るエスカレータです。
 潜水艦の艦内をイメージしているのでしょう。明かりは赤色灯だけの暗い世界です。
 3階最初は大きな潜水艦の内部構造模型がお出迎えです。
 戦後初の潜水艦「くろしお」ですが、アメリカから貸与されたミンゴ級潜水艦でした。
 「くろしお」の艦船証書です。
 「くろしお」の発令所付近の様子です。
 そしてこちらは現代の潜水艦の内部構造模型です。
 ゆうしお型潜水艦ですね。
 前部の魚雷発射管室の様子です。
 電信室の様子です。
 艦内で唯一施錠された場所で、艦長が許可した者しか入室できません。
 潜水艦の通信や暗号などに関わる様々な機器が設置されているからです。
 発令所です。
 潜水艦の頭脳。飛行機の操縦席のような操蛇席があります。
 科員居住区です。
 狭〜い(^-^;
 エンジン室です。
 潜水艦用ディーゼル機関が鎮座しています。
 電動機室です。
 ディーゼルエンジンによって充電された蓄電池の電気を利用して、潜航中の動力源となります。
 発令所付近の艦体を輪切りにした模型です。
 3階建てですね〜。
 最下層は蓄電池室です。
 これは潜水艦用蓄電池の実物です。
 重そう〜。こんなものまで展示されているとは。
 潜望鏡の実物です。
 ひゃー、実物だあ。NIKON製〜
 潜望鏡の接眼レンズ側の実物です。
 潜水艦艦内の食事です。
 豪華〜、おいしそう〜(^-^)
 でもこの映像は本当の食事の姿を顕わしていません。
 はい。コレが通常の潜航中での食事風景になります。
 赤色灯の下で食べるわけですね。
 色が消えて前部真っ赤っか、、、これではおいしさも半減、いやそれ以下ですねぇ。
 潜水艦の事故・被害発生時の対応用装備です。
 脱出用スタンキーフード、防火服、潜水服。
 スタンキーフードの図説です。
 スタンキーフードは潜水病にならないかなり浅い深度の海での事故で使用できるに過ぎません。
 戦後国産第1号の潜水艦「おやしお」です。
 まだ水中での運動性は二の次で、涙滴型にはなってませんね。
 「あさしお」型潜水艦です。
 「おやしお」の発展型です。
 「うずしお」型潜水艦です。
 初の涙滴型となりました。とてもスマートで洗練されたデザインですね。
 今に至るも世界のどこにもこれほど理想的な形をした潜水艦はありません。
 「うずしお」を斜め前から撮影しました。
 セイルは前よりにあるはずですが、涙滴型の特徴でこのように前から観ると中央にあるように見えます。
 「ゆうしお」型潜水艦です。
 「うずしお」型の拡大改良型で、少し艦体が長い分、直線部分が生まれています。
 「はるしお」型潜水艦です。
 「ゆうしお」型のさらに拡大改良型ですが、直線部分が長く、既に涙滴型とは言い難い艦型になっています。
 最新の「おやしお」型潜水艦です。
 涙滴型艦体を棄て、葉巻型艦体を採用しています。
 最新の「そうりゅう」では、AIP動力機関を搭載し、長期間の潜水航海が可能になります。
 天井からは各種の魚雷が吊り下げられています。
 長いですねぇ〜
 これも魚雷です。
 型番とかは全く分かりません(-_-;
 無人対潜ヘリコプター「DASH:ダッシュ」です。米国製。
 最近は無人化が著しいヘリコプターですが、この時代では未だ無理があったのでしょう。
 なんとか運用できていた海上自衛隊よりも先に、米海軍のが損耗率が激しく運用が中止されてしまいました。
 DASHの説明ボードです。
 潜水服、、、硬式のタイプです。
 これは何でここに展示されているのでしょうか。。よく分かりません。
 潜水艦に搭載されているとは思えませんし。。。
 てつのくじら館1階のミュージアムショップ(売店)です。
 オリジナルグッズ豊富でとても楽しい(^-^)
 頼むと、実費で宅配便で送ってくれます。
 ショップで売られているグッズ(その1)です。
 食べ物メインのワゴンですね。
 ショップで売られているグッズ(その2)です。
 こちらはワゴンの裏側。
 マウスパッドや手ぬぐいなどです。
 ショップで売られているグッズ(その3)です。
 缶詰やら萌え系グッズなど
 ショップで売られているグッズ(その4)です。
 執政官的ツボ、立体モノです。
 ショップで売られているグッズ(その5)です。
 これも執政官的ツボ、立体モノです。
 執政官が買い漁ったおみやげです(^-^;。
 先ずはなにより「てつのくじら館ジオラマ」。
 こんなものを商品化するセンスに乾杯!。
 これはてつのくじら館オリジナルの、「SS-579あきしお」の1/700ミニチュアです。
 食玩「世界の艦船」のゆうしお型潜水艦がベースですが、艦名プレートとパッケージはオリジナル化されています。
 これはオリジナルかどうか、、、SS-579あきしおの1/350という大型の完成模型です。
 オリジナルではないかも知れないので買おうかどうか迷いましたが、ええい!、と買っちゃったo(>_<)o
 てつのくじら館のマスコットキーホルダーです。
 赤と黒のくじら、背ビレがスクリューになっているというかわいくもしゃれているデザインです。
 最後は海上自衛隊呉基地のエコバッグです。
 これにもてつのくじら館マスコットが着いてます(^-^)。