海自航空部隊展示
                   
−概 要−
 ここでは、鹿屋航空基地史料館での海自航空部隊展示を取材して得られたもろもろを紹介します。
 
−ギャラリー−
 海上自衛隊の隊章です。
 なんか球体の中に恭しく飾られてますが、とくに仕掛けとかはありませんでしたヽ(≧▽≦)ヾ。
 風洞試験に使われた、US−1A救難飛行艇の木製模型です。
 インテリアになりそうなくらいキレイですね。
 これ、水に浮くのかな(^-^;?。
 P2V対潜哨戒機の機体下部に取り付けられた水上捜索レーダとそのレドームです。
 抵抗を減らすために流線型のドームカバーになっています。
 潜水艦を捜索する空中投下ソノブイ(HQS−50)です。
 外筒はホンモノのようですね。
 哨戒機から投下されて落下傘降下をしている姿です。
 パッシブソノブイ(HQS−7)です。
 減速装置兼スタビライザが落下傘ではなく金属の外筒を 4分割した自動回転翼を展開する構造になっています。
 これって沖電気製だったのですね。
 ソノブイいろいろ。
 カットモデルです。
 以下二本ずつアップしていきます。
 (右)HQS−2  パッシブタイプソノブイ。
 技術研究本部が初めて開発したものです。
 真空管が使われています。
 (左)HQS−3B パッシブタイプソノブイ。
 上掲のソノブイをトランジスタ化したものです。
 (右)HQS−4 パッシブタイプソノブイ。
 オールトランジスタ化されたソノブイ。
 哨戒機側の信号を分析するシステムはこのソノブイで確立されたそうです。
 (左)HQS−6 パッシブタイプソノブイ。
 HQS−3とHQSー4の両方の機能を併せ持つソノブイです。
 (右)HQS−6B パッシブタイプソノブイ。
 落下方式が自動回転翼からパラシュートに変更され、海面着色剤、グリーンマーカが廃止されました。
 (左)HQS−12 パッシブタイプソノブイ。
 哨戒機に送信する送信機がソノブイ内からフロートによる海面浮揚型に変更されました。
 (右)HQS−31CB アクティブタイプソノブイ。
 自ら探信音を発するアクティブソナーです。
 (左)HQS−33B  アクティブタイプソノブイ。
 特殊な送受信機と磁気コンパスを備え、哨戒機からの制御によってモードを切り替えることが出来ます。
 (手前)MK−34短魚雷です。
 ちょっと大きすぎますね(^-^;。
 航空機からの投下は無理そう(-_-;。
 MK−44短魚雷です。
 かなりの小型化に成功したようです。
 これなら航空機からの投下も可能ですね。
 空中投下型ハープーン対艦ミサイルATM−84D−1です。
 哨戒機のパイロンに吊下された状態で展示されていますね。
 対潜哨戒機P−2Jの機内ジオラマです。
 P−2JはアメリカのP−2Vネプチューン対潜哨戒機の日本向け改修機です。
 機体内部の機材をここに移設して実機同様に配置したようですね。
 機内ジオラマを反対側から捉えました。
 以後は個別にアップします。
 第1対潜員(AW1)席です。
 音響センサー要員。第2対潜員と共同して、潜水艦の捜索を行います。
 AW1コンソールです。
 第2対潜員(AW2)席です。
 音響センサー要員。第1対潜員と共同して、潜水艦の捜索を行います。
 AW2コンソールです。
 上掲の写真展示と異なりますね。
 一部機材も外されているようです。
 戦術員(TACCO)席です。
 レーダーや音響センサなどの情報を統合し、総合的に戦術を指示する司令塔の 役目を果たす要員です。
 TACCOコンソールです。
 このコンソールが一番密度が高いですね。
 第3対潜員(AW3)席です。
 レーダなどの無音響機材による哨戒を行う要員です。
 AW3コンソールです。
 レーダスクリーンを中心にアナログスイッチの嵐ですね。
 航法員(NAV)席です。
 NAVコンソールです。
 海図台の様なものがありますが、ここに地図を 置いて自機の位置をプロットするのかな?
 通信員(RADIO)席です。
 機体後方に向かって座る配置です。
 P−2J対潜哨戒機の前部胴体です。
 これは。。退役した機体を切断して展示にした実物ですね〜。
 コクピットです。
 アナログ計器ですが、真ん中にはレーダスクリーンが。
 左右の操縦席の間から撮影。
 アナログ計器ですが、真ん中にはレーダスクリーンが。
 上掲の画像の下です。
 機長席です。
 機長席の左脇のコンソールです。
 やっぱりアナログスイッチがたくさん。
 コ・パイロット席です。
 機長席と配置はいっしょ。
 コ・パイロット席右脇のコンソールです。
 あれ?機長席には無かったジョイスティックが!。
 機首、コクピット前方下部の見張り員席へのトンネルです。
 狭いですね〜。
 非常時にはとても脱出できそうに無い感じ(T-T)。
 上掲のトンネルを入ったところから外に向かって撮影。
 暗いよ〜。狭いよ〜。
 トンネルを抜けると、そこは開放的な見張り員席でした。
 見張り員席から。
 左のジョイスティックは何に使うのでしょう。
 シートに座るとこんな感じ。
 視界良好ですね。
 右上には機内連絡用のスピーカと思しきものと、多少の計器とスイッチが。
 P−2Jのエンジン部分です。
 練習機T−4とP−2Jのエルロン実物です。
 CFRPを使用しているようです。
 対潜哨戒に使用する各種手持ちツールです。
 これまで掲載してきた哨戒機P−2Jの模型です。
 各種哨戒機の模型展示です。
 HSS−1N哨戒ヘリコプターです。
 V−107掃海ヘリコプターです。
 後部のランプを開き、航空掃海具を海面に下ろして牽引し、掃海作業を実施します。
 HSS−2A哨戒ヘリコプターです。
 HSS−2B哨戒ヘリコプターです。
 この辺りから日本の対潜哨戒能力の高さがクローズアップされてきたような気がします。
 そして現用のSH−60J哨戒ヘリコプター。
 昔ながらの蝕接式繋維機雷の缶体です。
 触覚が変な方向を向いてるなぁ。
 下半分の円筒形の部分が上半分の機雷本体をケーブルで結ばれたまま海底に鎮座し、 その後ケーブルを少し巻き取り球体は海面下数メートルの位置に遷移する仕組みです。
 S−61A救難ヘリコプターの実機カットモデルです。
 やはり退役後の機体を処理して展示しているのでしょうね。
 上掲の機体を反対側から。
 機体後部には、要救助者を吊り上げる黄色いバスケットが備えられています。
 S−61Aの解説フリップです。
 機内への搭乗口です。
 機体後部の要救助者の搬入口です。
 このバスケットに載せられて吊り上げられるのは怖い(-_-;。
 救命筏まで展示されていました。
 上掲の救命筏は「MK−4 救難浮舟」というそうです。
 機内、コクピットはこんな感じ。
 キャビンは広いですね。
 右側には何段かのベットが取り付けられそうな感じですね。
 機内からバスケットを見るとこんな感じ。
 バスケットから機内に移される時が怖そうo(>_<)o。
 これまでのS−61A救難ヘリコプターの模型です。
 航空機用ジェットエンジン、T1−IHI−7Dです。
 T−1ジェット練習機用にIHIが開発したものです。
 上掲のエンジンの解説フリップです。
 T64−IHI−10Eターボプロップエンジンです。
 P−2J対潜哨戒機、US−1救難飛行艇に装備されました。
 上掲のエンジンを後方から。
 ジェットエンジンの回転力をプロペラに伝えるため、複雑な造りですね。
 上掲のエンジンの解説フリップです。
 なぜかココで護衛艦「DD−122はつゆき」が。
 さらになぜかココで護衛艦「DD−144くらま」が。
 あ、そうか。対潜哨戒ヘリは護衛艦に搭載されるから、そういう観点で紹介されているのですね。
 基地防空機能に関する解説です。
 写真にあるガトリング砲は、基地当たり6基配備されているようですが、少なくない?。
 レーダ照準のようだから当てずっぽうでも無さそうなのに。。。
 81式短距離地対空誘導弾システムと20ミリ対空機関砲弾です。
 お、これは面白い企画だ〜。
 制服の展示です。
 第一種礼装(幹部用)。
 第三種夏服(幹部用)。
 冬服 甲(海曹用)。
 第二種夏服(海士用)。
 いわゆるセーラー服ですね。
 第二種夏服(女性用)。
 女性用なのにセーラー服じゃない(^-^;。
 飛行服。
 こうして見ると、制服が全種類揃っているわけではなさそうですね。
 防衛記念章、いわゆる略綬ですね。
 最後はP−3C対潜哨戒機で〆です。