ガイダンスセンター
                   
−概 要−
 ここでは、韮山反射炉のガイダンスセンターを取材して得られたもろもろを紹介します。
 
−ギャラリー−
 ガイダンスセンターの全景です。
 韮山反射炉は煙突以外見るべきものが無いので、史跡としては コンテンツが非常にプアーです。
 なので、史料館ともいえる本センターとミュージアムショップともいえる物産館が 非常に充実しています。
 駐車場からガイダンスセンターに歩いていきます。
 反射炉の煙突が見えちゃってますね。
 ガイダンスセンター入り口。
 大ダンスセンターのロビーです。
 ココまでは未だ入場料などの費用は発生しません。
 韮山反射炉と関連施設などの周辺案内マップです。
 ここからはお金を払って観るところ。
 「プロローグ 近代化への転換」
 でも、以後このフォーマットで展示を区切ることはありません。
 展示エリアの様子はこんな感じ。
 今ふうのちょっと暗めの照明ですね。
 解説ボード「製鉄の技術史」。
 西洋と日本の製鉄技術の変遷を図解したものです。
 先ずは西洋から。
 るつぼ炉、高炉。
 反射炉、パッドル炉。
 製鉄用の炉っていろんな種類があったのですね。
 ベッセーマー炉(転炉)など。
 ふ〜んって感じ。
 こちらは日本の製鉄。
 たたら製鉄。
 もののけ姫に登場していましたね。
 続いて「こしき炉」。
 この形式の炉は、名前も含めて初めて知りました。
 そして反射炉。韮山のものと基本同一。
 太陽光を反射して熱を得るのかと思ってましたが、燃料を燃やして 発生する熱と炎を内部で反射させて銑鉄が置かれた部分にフォーカス させて溶かすという原理から来ている名称だということは、今回 ココを訪問して知りました。
 青銅製20cm臼砲の解説プレートです。
 「cm」を「ドイム」と呼び、「臼砲」を「モルチール」と呼ぶようですね。
 屋外の反射炉実物周囲に実物が、ガイダンスセンター館内に模型が展示されています。
 20ドイムモルチールの模型です。
 臼砲ですが、それにしても砲身が短い。
 模型はなぜか2門展示されています。
 2門まとめて撮りましたが、全く同じもののようです。
 写真で見る韮山反射炉の変遷。
 これは明治30年代のもの。
 つまり、今見るトラス構造の支持枠は後年になって取り付けられたもの、 だということですね。
 順番が相前後しますが、そういうふうに掲げられているので><。
 右から明治初期、明治42年。
 明治41年、大正15年。
 現代。
 明治42年、昭和50年代。
 明治42年。
 「韮山反射炉が近代化に果たした役割」
 「鉄砲方江川家を支えた人々」
 江川家というのは江戸末期に日本の海防を唱え、品川台場とこの 韮山反射炉建設を任された韮山代官家のことですね。
 銃剣柵の設置平面図です。
 ホンモノっぽいですね。
 銃剣柵とは日露戦争の勝利を祝い、ロシア軍から鹵獲・回収した ロシア軍の銃から銃床を取り外し、これを反射炉敷地の柵として利用したものです。
 銃剣柵の解説プレートです。
 銃剣柵の設置図面です。
 ホンモノっぽいですね。
 銃剣柵の実物展示です。
 実物と言っても模型かも。ちゃんと確認してきませんでした。
 ここから新たな展示コーナー
 「反射炉の全貌 −反射炉の全てに迫る−」
 このコーナーのメインはシアターです。
 動画が放映されますが、スクリーンが変な形に凸凹していて、 投影される映像が見づらい(-.-;。
 いや、このスクリーンの凸凹が映像の内容に合ったものだと思ったいたのですが、 全然そんなことなかった(T-T)
 で、シアターの左右の壁際にはいろいろ展示が。
 先ずは韮山反射炉の年表(前半)です。
 韮山反射炉の年表(後半)です。
 「導入した西洋の技術」。
 これまでの展示によって反射炉自体が西洋の技術であることが 説明されてますから、導入した西洋の技術は全部です!て感じかな。
 「反射炉の建築」
 必要な資材と建築の手法などが一枚の解説プレートに簡潔にまとめられています。
 「製砲工場韮山反射炉」左半分です。
 ちょっと表現が変ですね。反射炉だけで工場が成立していたわけではないのですから。
 韮山反射炉を含む製砲工場、とでも書いた方が適切では?
 「製砲工場韮山反射炉」右半分です。
 「大砲をつくる」  ”鉄製カノン砲”、”青銅製野戦砲”造り方を解説しています。
 「韮山反射炉で造られた大砲」
 カノン砲ばかりですね〜。
 榴弾砲は造れなかったのかな?。
 耐火煉瓦、、実物のようですね。
 これも耐火煉瓦。
 これが漆喰かぁ。
 お城の壁面に塗るのとはチト違うようですね。
 「鋳鉄板」。
 用途不明とされてますが、そもそも鋳鉄板ってなに?。
 「鉄滓」。
 銑鉄の溶解処理上どうしても発生するくず鉄の一種ですかね。
 八幡製鉄所・東田第一高炉の見学の時も「鉱滓」てのが展示されていましたね。
 燃料として使われた石炭や木炭です。
 ま、展示する程のものか?という感じではありますが。。。
 工具やその砥石です。
 ま、展示する程のものか?という感じではありますが。。。
 左の球体は榴弾。
 え?韮山反射炉で造られたのはカノン砲だけだったって書いてあったのに・・。
 小玉?。
 実体弾。
 いや、榴弾だって実体弾、、、あ、内部に火薬を仕込んでいない弾か。
 宇宙戦艦ヤマトに登場する「超大型ミサイル」を引き延ばしたような形状です。
 「さまざまな種類の大砲」
 カノン砲。
 ボムカノン砲。
 榴カノンなんて砲があったんですね〜。炸裂弾を平射するということですね。
 ホウイッスル砲。知らな〜い
 臼砲。
 ポートホウイッスル砲。知らないよん。
 ライフルカノン砲。
 これは普通の施条砲のこと。
 ガイダンスセンターの資料コーナーを観終ると屋外へ。
 いよいよ反射炉の実物にご対面となります。
 ・・・てくらいもったいつけないとあっという間に観終っちゃいます〜。