四万川ダム上部
                   
−概 要−
 ここでは、四万川ダムの上部の様子、湖水の様子を紹介します。
 
−ギャラリー−
 ダムを右側から望見した様子です。
 かなりの規模のダムですね。奥多摩の小河内ダムに負けない面構え、というところでしょうか。
 重力式コンクリートダムの典型的な形状ですが、ダム壁面は化粧された部材を積んであり、とてもキレイ。
 ダム下部も収まるアングルで撮影した様子です。
 上部の自由越流式非常用洪水吐(こうずいばき)から流れ出る水流を中央に導くハの字状の導流帯が印象的です。
 自由越流式非常用洪水吐とは、ダムの水位が異常に高まった場合に上部の4つの開口部から勝手に流れ出ることで ダムの決壊を防ぐ吐出口のことです。
 ダム提体頂部、すなわち天端(てんば:クレストとも呼ぶ)は一方通行の車道となっています。
 四万湖を周遊する道路を巡った一般車は向こう側から渡ってくることができるというわけです。
 クレストからダムのふもとの公園を俯瞰したところです。
 キレイに整備されていますね。
 クレスト左側よりふもとの放水路を俯瞰しました。
 この放水路が四万川として下流の温泉郷に続いています。
 放水路にある堰のようなものは「減勢工」です。落下する水流の勢いを殺し、激流となることを防ぎ、 また川底が掘られることを防ぎます。
 ダム背面の選択取水設備(ダム湖の水を取水する際、その深度を自由に調節できるエレベータ式の 取水設備)に貼られている水位目盛りです。
 ダム背面です。
 重力式コンクリートダムの特徴である、前面傾斜、背面垂直の様子が明瞭に分かります。
 ダム湖湖面の美しさはまたあとで。。。。
 ダム背面のアップです。
 手前の突出した搭が選択取水設備。その隣の上部に2つ有る鉄格子のカゴは常用洪水吐(非洪水期)の取水口です。
 さらにその下の大きな鉄格子のカゴは常用洪水吐(洪水期)の取水口です。
 反対岸から見たダム背面です。
 クレスト中央部のすぐ下に、自由越流式非常用洪水吐の四角いゲートが4つ並んでいることが分かりますね。
 ダム管理事務所の隣にある、インクライン(傾斜作業機械)です。
 ダム湖の調査などに使うのでしょう。
 ダム湖、奥四万湖です。
 なんて美しいコバルトブルーの湖水でしょう。
 この色彩の発色のメカニズムについては、未だに明確に解明はされていないそうです。
 両湖岸から流木などを防ぐフロートが伸びていますが、中央部にはボートの通航を可能とするゲートが備えられています。
 ダム湖畔のアップです。
 コバルトブルーの色は透明度を持ち、深度が深くなるにつれ色が濃くなる様子が分かります。