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日本の宇宙開発
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−概 要− |
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ここでは、空と宇宙展における、日本の宇宙開発の発達の軌跡の展示を紹介します。
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−ギャラリー− |
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先ずは誰でも知ってる?「ペンシルロケット」です。
レプリカなのか実物なのか分りません。サビれ具合から見て、試射されたかったホンモノかも。
筑波宇宙センターにも、国際航空宇宙展にも、どこでも見かけるモノなので、余り新味がありません。
昭和30年4月12日、東京の国分寺に作られた半地下式の実験場で最初の試射が行われたそうです。
世界最小のロケットだそうです。
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これには説明書きがなかったです。
ずん胴の一段式ロケットにも見えなくもないですが、多段式ロケットの先端部にも見えます。
見たところ実物のようですね。
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日本最初、世界で4番目の人工衛星「おおすみ」です。
エンジニアリングモデルなのか、模型なのか分らないなあ。
外見の汚れが気になりますが、もしかするとUSC(内之浦宇宙空間観測所)の資料館からの持ち出し
なのかもしれません。
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少し分りにくいですが、中央の白く細長いロケットが対象です。
これも説明書きがなかったです。
中央に胴体の太さが絞られる場所があり、そこに安定翼が付いているので2段式なのかも知れません。
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右から2本目のロケットが対象です。
ロケットの足元の説明には、「初期のロケット」としか書かれていません(^-^;。
少し位置がずれた壁には「S-Cロケット」と書かれています。
単段式で全長3.2m、直径16cmと書いてあるので、この二本のうちの手前のロケットの
説明かも知れません。。
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「L-4Sロケット制御部」だそうです。
Lロケットとは、「ラムダロケット」のことで、4S型は上掲の「おおすみ」を打ち上げた
タイプのロケットです。
制御部といっても、現代の計算機が積まれたものとは違うと思うのですが、外筒が
外されていないので、中身がどんな感じなのか分らないのが残念ですね。
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「LE-2液体ロケットエンジン」です。
LS-C型ロケットの第二段エンジンだそうです。
日本で最初の液体ロケットエンジンで、この発展型がH-1ロケットに受け継がれていったとのこと。
このエンジンは、噴射の向きを変えられるよう、燃焼室がジンバル装置で支えられていたそうです。
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「LE-2液体ロケットエンジン」の管構造と二重壁です。
よく分んない(^-^;。上掲のロケットエンジンが、この円筒の尾部に付いていた、ということなのかな?。
今回の展示の中で、一番つまんないエリアかも知れませんここ。
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「M-Vロケット」の模型です。
世界で最もすばらしい固体燃料ロケットと評される機体で、固体燃料ロケットとしての
衛星打ち上げ能力はダントツです。
あの「はやぶさ」も、このロケットで内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。
その後、JAXAの成立に伴いロケットの整理が行われ、M-Vは廃止となってしまいました。
・・・・しかし(下へつつく)。
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「イプシロンロケット」の説明ボードです。
・・・・しかし、やはり科学衛星などの打ち上げには、低コストで周辺施設もコンパクトな
固体燃料ロケットとその発射施設は有用と再見直しが行われ、事実上のM-Vロケット後継機となる
このイプシロンロケットの開発が決まりました。
正直言って、迷走ですね。M-Vの開発、運用を一旦廃棄しているので、再開発はM-Vに続いて
連続的に次期ロケットを開発するより初期的にはコスト高になるのは必然、しかも技術も技術者も
当時のメンバーを集めることは不可能ですので、「以前と同じ失敗を一部繰り返す」リスクも
孕んでいます。
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ここからはしばらく「はやぶさ」の独壇場です。
やはり、月探査機「かぐや」に次ぐ日本の宇宙開発の大成果ですから、扱いも大きいです。
先ずはアイキャッチ。
MUSES-C:工学実験探査機「はやぶさ」の実物大模型です。
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「はやぶさ」の腹部です。
サンプラーホーン、ターゲットマーカ、レーザー測距計、試料格納カプセルなどが看取できますね。
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「はやぶさ」の「ターゲットマーカ」実物大模型です。
重さは280g、距離計測しやすいよう、表面に格子状の模様が施されてています。デジカメでもピントが
合わせやすかったです。
イトカワ上で大きくバウンドしないよう、反発性の低いビーズが詰め込まれ、4本の突起が付いています。
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「はやぶさ」に搭載された小型着陸機「ミネルバ」の実物大模型です。
2008年国際航空宇宙展にも出展されていました。
上下の緑色のリングと脚がびよよよ〜んってなって、イトカワ上をホッピングする予定でした。
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「地上実験用プロジェクタ」の実物です。
左から2つめの小さな球体のようなものがプロジェクタイルそのものだそうです。
これをイトカワ地表面に高速で打ち込んで、舞い上がった表面物質を回収するという
想定でした。
実験では、正常にプロジェクタイルが打ち込まれた場合には十分な試料が得られる
という結果が得られていたようです。
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同じく、プロジェクタイルを射出する実験塔に組みつけられた「サンプラーホーン」の縮小モデルと、
その射出実験の結果です。
岩石そのものに命中した場合を想定した「一枚岩」、砂礫層に命中した場合、粉状の表面に
命中した場合など、いろいろな環境に於ける効果を確認していたようですね。
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「サンプラーホーン」の実物大模型です。
打ち上げ時には折り畳まれていなければならず、そのための機構が看て取れます。
神戸ポートタワーや広州テレビ塔と同じく捻り支柱構造ですね。
ホーンはこのねじれの反発力を利用し、回転しながら下に伸びて展開したのでしょう。
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「レーザー測距計」のミラーです。
パラボラ状の構造ですね。
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「イオンエンジン」の実験モデルです。
右の円筒状のものがノズルです。実際に運転したのでしょう。ノズル面が変色しています。
イオンガスによる一種のヤケ、なのでしょうね。
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「イトカワ」の模型です。
はやぶさから得られた観測データを下に精密に再現したもののようです。
JAXAの関連業者から、ネット通販でイトカワの1/2000の模型が販売されてますが、これはその
倍の大きさ(1/1000)のようです。
はやぶさのタッチダウンのポイントが記されています。
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はやぶさ特集最後は、地上に降りた「はやぶさ」の帰還カプセルを探すための方向探知機、「電波方向探知システム」の実物です。
はやぶさのカプセルは、ビーコン信号を発するので、これで方角などを検出したようです。
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プラズマエンジン「KOMABA1号」の実物です。
いまいち説明が足りてないのですが、たぶん、イオンエンジンに至る道程として、プラズマエンジンの
研究開発を行っていた、ということなのでしょう。
右下のモジュールがなんか、脳みそみたいですねぇ。
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引き続きプラズマエンジン「KOMABA11号」の実物です。
プラズマエンジンを推しますねぇ。それにしては背景説明がないです。
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SFUに搭載されたプラズマエンジンです。
SFUは 宇宙実験・観測フリーフライヤといい、シャトルに搭載して打ち上げられ、各種観測機器
による実験観測を行い、再びシャトルで回収するという再利用型実験システムとして考案された
衛星ですが、コストがかさみ、一度しか運用されませんでした。
このエンジンは、そのSFUの実験機器のひとつとして搭載されたようです。
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「ソーラー電力セイル実証機 IKAROS:イカロス」のセイル展開機構プロトタイプモデル実機です。
説明ボードをキレイに撮影できたので、詳細は下掲のボードを参照ください。
雑感としては、「意外と大きいな」。
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「ソーラー電力セイル実証機 IKAROS:イカロス」のプロトタイプモデル実機のフタ?です。
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「イカロス」の説明ボードです。
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「イカロス」が一次展開したセイルが1面分だけ展示されています。
長っ。。
ぺらぺらのセイルが宇宙空間でこうして4方向に伸びたのですね〜。
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逆台形のソーラー電力セイルの1面分が、壁から吊るされています。
こんなに大きい帆が4面、展開されて今も宇宙を航行しているのですね。
上部にある液晶デバイスが10秒ごとに反射率を変えていることに気付いている人は、何人居るのだろう。。。
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「イカロス」の模型(表側)です。
全体が把握できますね。
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「イカロス」の模型(裏側)です。
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これはソーラー電力セイルとイオンエンジンを組み合わせたハイブリッド探査機「木星・トロヤ群探査機」のイメージボードです。
少量のイオンエンジン燃料(キセノンガス)で超長距離を航行できる新しい時代の探査機ですね。
セイルの形が印象的です。
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「宇宙ステーション補給機:HTV」の模型です。
見たところ、筑波宇宙センターの展示室にあるものとは違う模型のようですね。
衛星や探査機ではない、「宇宙船」。
ロケットを打ち上げたり、衛星を開発できる国は随分と増えてきましたが、宇宙船を開発し
運用できる国はアメリカ、ロシア、ヨーロッパ、中国とこの日本だけです。
このHTVを有人化する構想が上がっています。いま、一番実現して欲しい計画です。
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金星探査機「あかつき」に取り付けられているCFRP製の高圧ヘリウムガスタンクです。
模型かな?でもアクリルのケースに入っているところをみると、同じ素材のホンモノかも。
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金星探査機「あかつき」に取り付けられているセラミック製のスラスタです。
金星周回軌道投入に失敗した原因がこのスラスタにあるらしい、ということで、注目の部材ですね(^-^;。
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金星探査機「あかつき」の模型です。
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同じく金星探査機「あかつき」の模型です。
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準天頂衛星「みちびき」の模型です。
日本版GPSの初号機。運用は順調なようです。
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運輸多目的衛星「MT-SAT1R/2R:ひまわり」の模型です。
気象観測、航空管制の2つのミッションを担任する多目的衛星です。
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